2015.10.7@田んぼ
諸事情で田んぼの手入れができなくなってしまった農家さんの、稲刈りのお手伝いを急遽させていただくことになりました。
初声にある、約300坪ほどの田んぼを、総勢9家族と、「三浦の自然を学ぶ会」会員の皆さんと一緒に、作業しました!
こども達も一人で鍬を持って刈り取る作業、
未就園児でも意外とできます。
みんなで一斉に、というわけでもなく、
こどもたちがそれぞれのペースで、「やりたい〜」
そう言ってきたら、さあどうぞ。
根元の上の方をぎゅっと持って、鍬を手前に引きます。
田んぼ歴、4年目!のベテランさん!
「できないよ〜」って言ってたけど、最後は「〝じぶんで〟できた!」と得意げに!
だいぶ後になってから、「やる〜!」 やりだしたらハマるタイプ!
そして、こちらは・・・あおぞら保育室と化していました^^
もちろん、母たちは稲刈りに夢中に。
稲刈りの作業は、お昼前に終わるという快挙!
刈り終わった稲は束にしてまとめて、ハザを作って掛け天日干しにします。
(しかし、ここからが長かった・・・束→ハザ作り→掛けの作業が結局、日暮れまでかかってしまい、家路に着いたのはもう辺りが真っ暗になった頃でした^^;)
それでも、子連れ母子+大人数名で、この量をこなせたのは大したもの!!
田んぼの作業が飽きた子たちは、
田んぼにはカエルもバッタもた〜くさんいて、手にいっぱい集めたり、
隣の野原に生えている数珠玉をひたすら集めたり、
お昼には、持ち寄り材料と味噌、それから即席すいとん作りまで!
一日野外で農作業をするというのは、なんとも気持ちの良いものでした。
天日干しののち、近日中には脱穀も行う予定です。
2015.9.30 @諸磯
9月の末日。
おそらくもう今シーズン最後の海遊びに違いないと、決め込んでの諸磯。
天気は晴れ、と上々。
もう、こんな感じで、やる気満々・・・笑
さすがのこどもたち。
この日の目的は、シーズン最後の泳ぎ納め。
そして、もう一つ、試みを。
始まる前に一冊の本を皆で共有しました。
「on the beach 1 ヨーガンレール」
今は亡きデザイナー、ヨーガンレールさんが、石垣島の生活で目にした光景は、
極限にも美しい海岸に、大量に打ち寄せてくるゴミの山。
それに嘆き心を痛めながらも、彼がしたことは、
来る日も来る日もゴミを拾い集め、
そのゴミで、驚くほどに美しいランプシェードを作ったのでした。
(こちらは東京都現代美術館で企画展が開催されていましたが、残念ながら先週末で終了してしまいました)
彼は言いました。
「ものづくりをしている自分ができること、それは、このゴミを使って、美しいものを作り、世の人たちの注目を得ること。それがこの環境破壊や、過度の消費社会を問うきっかけになれば。」
今日は、海遊びの傍ら、
落ちているゴミを拾ってみよう。
という問いかけをしました。
後日、そのゴミで、何か作品を作れたらな、と思っています・・・
さて、話は変わり、
1歳だって海遊びができる♪
なにやら潮溜まりにおててを入れて・・・
あった!!!!
そんなことを繰り返している子もいました^^
季節は巡り、
確実に、秋の空気をまとった海。
さよなら、2015年の夏!
2015.9.19 @城ヶ島
9月の「あおぞら教室」は、秋彼岸前のおはぎ作り!
城ヶ島公園のベンチに集まって野外クッキングをしました。
もち米だけあらかじめ蒸してきて、みんなで丸めて、小豆のおはぎ、きなこのおはぎ、サツマイモのおはぎを作りました!
もち米は、蒸しても、普通に炊いても大丈夫。意外とあっという間にできちゃうのがおはぎなのです。
上手にできた!
こちらは大好き、きなこだけ!
調べてみると、春彼岸と秋彼岸。春にお供えするのが〝ぼたもち〟、秋にお供えするのが〝おはぎ〟。
違いは?
あんこの違いなんだそうで、ぼたもちはこしあん。おはぎは粒あん。
秋に収穫した新豆は粒ごと旨味をいただいて、シーズン巡って春には豆が古くなるので、漉して食べた、んだそう。
かつては、春に収穫を祈り、秋には収穫できたことに感謝を捧げていたお彼岸の行事。
時が変わって、先祖を供養する意味合いを持ちはじめました。
お彼岸に、お墓まいりをする習慣も最近ではなかなか馴染みなくなってきましたが、
お墓が近くにある人、神棚がある人は、お供え用にお持ち帰りしてもらいました。
そしてパパと父子参加してくれた子は、お母さんへのおみやげに!
お昼は、おはぎと1品持ち寄りで、豪華なピクニックランチに!
最後にはメルヘンチックな「おはぎちゃん」という絵本を読んでもらいました!
さらにはこの日は、城ヶ島一帯で、「ススキ祭り」が開催中とあって、
こどもたちはスタンプラリーにも精を出し、大満喫の一日でした◎
2015.9.15 @黒崎
毎度恒例の黒崎・ビーチクリーン。
先日の大雨台風で、ごっそり木肌がえぐられ大木が抜け落ちているところを発見・・・
こんなことは何十年来、初めてだそうで、自然の脅威と、常総市での利根川決壊による被害が幾ばくだったか思い知らされました。
現地のすみやかな復旧と日常生活が戻ることを祈るばかりです。
一帯は、ススキとハマカンゾウが咲き乱れ、この時期だけ見られる景色にうっとり。
ススキは種類によって、葉が刃物のように鋭かったりそうでなかったり。
他にもたくさんの花々が。
ママコノシリヌグイ、ハマカンゾウ、ハマゴウ、ハチジョウナ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ルツボ、ヤリテンツキ、ハマゼリ、アツバスミレ・・・
もう、覚えられない!!!
でも、ちゃんと名前の由来があったり。
ママコノシリヌグイ、なんて、すごい名前、
茎の部分に、尖ったトゲがたくさんあって、継母が言う事を聞かないこどものお尻をそれで引っ掻く、なーんて教えてもらって。
考えるだけでぞっとしちゃいます・・・
そして時は、ちょうど国会で「安保法案」が可決されようとしていた日でした。
黒崎の鼻のてっぺんで、中垣さんと戦争の話をしました。
この、座っている高台の芝生の下には、向かい来る米艦隊を追撃するために大砲が隠されていたこと。
見渡す海原では、〝人間魚雷〟と言って、シュノーケリングのような口だけ息ができる筒をくわえて、何時間も何時間も。海の中で、艦隊が来るのを待ち受けて、来たら自分ごと突っ込んで行った部隊がいたということ。
身にしみました。
すぐ近くでは、子供達が輪になって仲良く〝かもめかもめ〟をしていました。
2015.8.26 @スズカク農園
毎年恒例の、スズカク農園の収穫祭、今年も開催しました!
キュウリにオクラ、ナス、モロヘイヤ、ピーマン、シシトウ、トマトにインゲン、バジル、ズッキーニ・・・
スズカクさんのご好意で、農園で育っている夏野菜、すべてが採り放題!
という、毎年本当ありがたい&人気のイベント!
おじいちゃんおばあちゃん、そしてノンちゃんのお父さんが大切に育てたお野菜だからね、
みんなが食べたい野菜を食べれる量だけ取ってね!
という声かけのもと、
採ってる野菜も量もこどもたちそれぞれ。
そして今年も、農園では、スイカの収穫&発送の真っ最中で、
さらに、スイカのお土産つき!
スズカク農園のおヨメさん、アヤさんが、
「スイカができるまで」
を紙芝居にして、こどもたちに読み聞かせしてくださいました。
夏シーズン、一面スイカ畑になるここ三浦でも、実は母たちも知らないことがたくさん!
まずは冬瓜の苗を育てて、そこに1本1本接ぎ穂をすること、
熟練の技であるこの作業は毎年、近所にこの手作業に長けているおばあちゃんがいて、わざわざおよびして作業をお願いしていること、
1シーズン、約1万個と作るスイカの一つ一つを手作業で、ひっくり返し日光の当たり方を均等にすること、その作業すべて中腰!
などなど、
へ〜!
って声がたくさんあがりました。
そんなスイカを贅沢にもいただいて、
スイカ割り(大人も!)、
そして丸ごとスプーンで!
キュウリのアーチをくぐりながら収穫した、その最後には、
紙芝居をもう一つ。
「ぼくたちキュウリのかかりです」
こちらは三浦在住の、高橋由為子さんという作家さんの作品でした◎